フォームドアスファルト舗装は,加熱したアスファルトを発泡し,みかけの粘度を低くしたアスファルト(フォームドアスファルト)を用いて、加熱骨材に混合して製造した加熱アスファルト混合物を施工したり、あるいはプレコートチップを路面に付着させる表面処理工法です。
加熱アスファルトを泡状にするには、水蒸気または水と加熱したアスファルトに接触混合する方法や特殊添加剤を混合時に加える方法などがあり、発泡したアスファルトの体積は元のアスファルトの10~20倍にまで瞬間的に膨張し、この状態でのアスファルトの粘性は大幅に減少し、常温で湿潤状態の骨材との混合や被覆が可能となります。
● アスファルト混合物の製造時の混合性能を高めるので、
微粒分が含まれる混合物を製造するのが容易になりま
す
● アスファルト混合物の製造時の混合性能を高めるので、
製造時の温度を低減でき、省エネルギや作業環境の改
善に役立ちます
● アスファルト混合物の粘度が下がるため、通常の温度
条件で製造し寒冷期の施工など施工温度領域を広くす
るため用いることができます
● 表面処理に用いると、施工厚は3.5mm程度と非常に薄
層であり、使用する機械が少ないため長い交通規制を
必要としません。またフォームドアスファルトは路面に噴
射された後、数十秒程度で発泡が完了し安定した状態
のアスファルトに戻るため、アスファルト乳剤等を用いた
工法に比べて著しく養生時間が短縮できます
● CO2排出削減
● 施工性改善
● リフレクションクラック抑制
● 摩耗抵抗性
● 混合性の改善により製造したマスチック混合物の製造
と施工によるリフレクションクラック抑制層
● 寒冷地のアスファルト舗装
● 表面処理に用いた場合、すべり抵抗の改善、劣化路面
のリフレッシュ、ポーラスアスファルト舗装下面の遮水層